ヒートポンプにも熱交換器の部品が使われています

異なる保有エネルギーを2つの流体間の中で熱エネルギーを移動させるために利用されるのが熱交換器です。例えば、高温度の物体から低温度の物体に熱エネルギーを移動させる事で、高温度の物体は冷却作用が生じ、低温度の物体は過熱作用が生じる事になります。

熱交換機は様々な分野で活用されているもので、液体を冷却するための冷却塔、液体を加熱するための加熱塔などは製造業の中で利用が行われています。身近な場所にあるものには、自動車のラジエータやオイルクーラー、空冷エンジンに使われている暖房用排気熱交換器などがあります。

ヒートポンプユニットについて

最近は空気に含まれる冷媒を利用して熱エネルギーを作り出すヒートポンプユニットがありますが、ヒートポンプユニット内にも熱交換器が使われています。ヒートポンプユニットはエアコンと同じで、冷房時には室内から屋外に熱を排出、暖房時には屋外から室内に熱を移動するなど、高温から低温の熱移動を行っているのが特徴です。

熱交換機は、高温から低温の熱移動を効率よく行うための部品で、冷却機能を持つエンジンなどの場合、エンジン自体に多くのひだを持つ形状にし、高温から低温の熱移動を行う部品として利用されています。ヒートポンプの熱交換器は外気に含まれている暖かい空気を取り入れ、高温度に加熱する装置になります。

夜間の深夜電力を使い、お湯を作る時に使うのがヒートポンプで、内部には水が流れるパイプがあり、パイプを加熱する事で、内部の水を高温度にするなど熱交換器の役割を持っているわけです。

ヒートポンプの仕組みや種類についてより詳しく知りたい場合は以下のサイトも参考にしてみてください。

参考サイト:アルファラバルの熱交換器やヒートポンプによる排熱利用と省エネならMDI | 排熱利用にも有効! ヒートポンプの仕組みと種類